かんいちくん家は一条工務店を契約する前は建売住宅も少し検討していました。
それなのになぜ一条工務店の規格住宅ハグミーを選んだのか、比較もしていたのでそのあたり書いていきたいと思います。
一条工務店のハグミーは100通りの間取りプランから選ぶ完全規格住宅となります。
そのハグミーと一般的な建売住宅を比較してみようと思います。
注文住宅と規格住宅と建売住宅
まずは注文住宅、規格住宅、建売住宅について比較します。
注文住宅とは
注文住宅とは、購入者が設計段階から関与し、自分の希望や要望を反映して建てられる住宅のことです。
購入者は間取り、内装、外装、設備、素材など、全てを自分の好みに合わせて選ぶことができます。
また、注文住宅では、建築会社や設計士との綿密な打ち合わせが必要です。
自由度が高い分、コストや時間もかかることが多いので、予算やスケジュールの管理が重要です。
規格住宅とは
規格住宅とは、ハウスメーカーの商品の一部で標準化された設計や仕様に基づいて建てられる住宅です。
例えば一条工務店やダイワハウスなどが展開する規格住宅は、その構造やデザインが事前に決まっており、ハウスメーカーにもよりますが、特に品質が安定しやすいです。
また、設計から施工まで一貫して行うため、工期が短く、コストも抑えられるのが特徴です。
一方で、設計や仕様に自由度が少ないため、個々の要望に合わせることには限界があります。
建売住宅とは
建売住宅とは、大型の住宅会社や建設会社が土地付きで住宅を建て、完成後に販売する住宅のことを言います。
実際はこの方法が多数派で、住宅購入者が設計や施工に関わることができない代わりに、すぐに住むことができる点がメリットです。
土地とセットで販売されるため、土地確保の手間が省けることも利点です。
代表的な企業として、飯田グループなどが建売住宅を手掛けています。
一方で、事前に決められたデザインや構造に従うため、カスタマイズの幅が狭いです。
多くの場合、大きめの土地を複数の分譲地として販売することが多いため、同じような建物が並びます。
土地は必要最小限であることが多く、広いお庭が欲しい方には選択肢には入りにくいです。
コスト比較
早速コスト比較をしていきます。
一条工務店ハグミーの金額
私たちが契約した一条工務店のハグミーは、オプションや諸費用込みで2500万円弱に抑えることができました。そこに土地代や外構費用がかかってきます。
私たちは土地代と建物代、諸費用や外構費用等も含めて4500万円以下になるように現在頑張って調整しています。
他の記事で契約前の見積もりを比較していますのでよろしければそちらもご確認ください。
最終決定の見積もりは来週くらいに決定予定です。
建売住宅の金額
建売住宅では大型の建築会社による大量生産が強みのため、低価格で必要十分な性能を担保することができます。
更に、建物の打ち合わせもほぼありませんので、打ち合わせ費用が無くコストが少ないです。
土地、建物代を一括で購入するため、余計な支出が少なくてすみます。
私たちが土地を購入した分譲地は他の土地が建売になることが決まったそうです。
その金額なんと、
2680万円
しかも土地代込みです。私たちが契約した一条工務店のハグミーは建物のトータルで約2500万円だというのに・・・
さすが大手建築会社です。
しかし、建売住宅はここに諸費用が乗ってきます。
建売住宅の諸費用
一般的には建売住宅の購入費用には6~9%の諸費用がかかるとされています。引用元:ホームズより
さらに、入居にかかる費用として、
カーテン取り付け、照明取り付け、エアコン取付け、インターネット工事などが必要になります。
さらに、駐車場以外のお庭は土のままの引き渡しとなる場合もあるため、結果的に100万~300万円ほどかかる場合があります。
住宅メーカーや建設会社によるが、建物価格が2680万円の場合、+10%の約2950万円~+15%の約3080万円ほどかかる場合が多いようです。
建売住宅番外編
私たちが一番最初に地元の不動産会社さんに紹介してもらった建売住宅は、先ほど紹介した2680万円の建売住宅より、少し性能や品質を売りにしている建売住宅も紹介してもらいました。
そちらの金額が約3500万円~3800万円(分譲地の為)
吹き抜けがあったり、ダウンライトを駆使してかっこよく仕上げてあったり、延べ床面積が36坪くらいありました。
最初はそんな建売でもいいなと思ってましたが、一条工務店の商品を知ったら性能の差に気づいてしまいました。
ハグミーと建売住宅の性能の差
長期で見たら逆転するメンテナンス費用
外壁を例にしますが、
一般的な建売住宅は外壁が窯業系サイディングのため、10年単位で外壁の塗り直しや目地のシーリング補修が必要になってきます。
一条工務店の外壁は自社開発のタイル外壁になるため、基本的に塗装の塗り直しは必要ありません。
必要なのは目地のシーリングの打ち換え程度になります。これが30年に一回必要になります。
一条工務店のホームページより引用:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/hydrotecttile/
ここまで書いておいて本当にそこまでコストカットになるのか定かではありませんが・・・
少なくとも、30年で考えても数約万円の差が生まれます。
かなり差が生まれる光熱費
一般的な建売住宅は、必要最小限の断熱性、気密性を持ってます。
対して一条工務店の商品は性能を売りにするだけあり、高気密、高断熱が強みです。
更に、自社で開発を行っている、太陽光パネル&蓄電池が比較的安価で搭載できます。
一般的な建売住宅の光熱費が仮に3万円くらいかかるとすれば、一条工務店(オール電化)の場合は太陽光発電による売電のため逆にプラスになるくらいです。
そうなると月に3万円以上の差が生まれます。
もちろん、太陽光パネル、蓄電池の設置費用が初期コストとしてのしかかってくるので、そのあたりをどう捉えるかが難しいところですね。
一条の営業マンの話では、9年くらいで太陽光パネル&蓄電池設置費用の元が取れるそうです(ほんとか半信半疑でしたが・・・)
ちゃんと売電のシュミレーションも出してもらいました。
サッシの性能の違い
よくある建売住宅の窓は、アルミサッシだったり、アルミ樹脂複合サッシだったりと、基本的にローコストなので性能が低めです。
ガラスがペアガラスでも、サッシの部分から冷気が入ってきたりして、断熱性能が低いことが多いです。
更に、それ故に結露することが多いため、長期で見るとシロアリの被害になる可能性があります。
専門的なことになるので、お時間ある方はこちらの動画をご覧ください。
ちょうどいい塩梅で定評のあるせやま大学チャンネルさんです。
私たちもこちらのチャンネルはよく見ています。
断熱性能の違い
サッシの違いの部分でもありますが、断熱性能や気密性能が圧倒的に違います。
断熱性能や気密性能が違うと電気代もかなり変わってくるし、真冬や真夏の快適性が全然違います。
そもそも、一条工務店の家なら24時間エアコンを入れっぱなしにしてしまった方が効率がいいのですが、建売住宅ではなかなかそうはいかないと思います。
専門的な話をすると、断熱材の厚さや材質も全然違ってくるので、見えないところの性能が全然違います。
それでも、建売住宅でも昔の家よりは全然快適なのは間違いないですが(笑)
圧倒的な耐震性の差
昨今の建売住宅は十分の耐震性能があると言われています。
しかし、震度7クラスの地震が複数回くると、徐々に建物が傾いたり、外壁が破損したりと、住める状態ではなくなってしまうことがあるそうです。
一条工務店のハグミーは耐震等級3の更に上の2倍耐震(一条工務店の中で試験済み)のため、
複数回の巨大地震に耐えるように設計され、社内で実際に試験も行っています。
一条工務店ホームページより:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/experiment/
特にハグミーは規格住宅のため、予め耐震性能の計算などもキッチリ行っていると思われますので、間取りが自由設計の注文住宅よりも安心感があります。
このあたりの安心感の違いなども一条工務店のハグミーを選ぶ基準になりました。
その他オススメのサービス【タウンライフ家づくり】
家づくりを検討し始めた段階で使ってみたかったサービスの1つにタウンライフ家づくりがあります。
タウンライフ家づくりはこちら
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我が家はこのサービスを知らなかったので一条工務店に決めましたが、もしこのサービスを知っていたらぜひ使ってみたかったです。
家づくり初期の右も左もわからない時には非常に役に立つサービスなので、一条工務店を考えている方も、考えていない方も是非使ってみてください。
タウンライフ家づくりの詳細は別記事で書いていますので気になる方は参考にしてください。
まとめ
ここまで比較してきました。
一般的な建売住宅2680万円(諸費用抜き)
少し高性能の建売住宅3500~3800万円(諸費用抜き)
一条工務店ハグミー4500万円(土地代、諸費用、太陽光パネルなどすべて込み)
土地の場所や、延べ床面積など完全にイコール条件ではありませんが、おおまかに比較した結果がこのようになりました。
私たちはこれらの条件から一条工務店のハグミーを選びました。
建売住宅とハグミーの比較では初期費用が1500万円くらい変わってくるので、初期費用で比較するとかなり負けた気分になります(笑)
しかし、長期で考えることが大切です。
高気密、高断熱や、換気性能、防音性能などいろいろな要素で基本的には一条工務店の方が性能が高いので、生活の品質も高くなることが考えられます。
この記事を読んだ方は建売はやめたほうがいいかなと思ってきたと思います。
しかし、どうしてもすぐに入居したい、初期費用を抑えたいなどの明確な理由があるなら、建売住宅で全然問題ないと思います。
ぜひ後悔のない住宅選びをしていただければと思います!
この記事はかんいちくんのパパが執筆しました